amiami-sonochanのブログ

日々の出来事を、時々書き込んでいます。お目に止まったら読んでみてください。

101歳11ヶ月の生涯・・・

2019年4月27日 私の勤務する施設に住んでいたOさん。
101歳と11ヶ月の生涯を終えた・・・


26日 私が出勤すると、(午前番)8時出勤のWさん、Oさんのトイレ介助を
行っていた。この所、立位が不安定だった彼女(Oさん)自力で立てなくなっていた
今日。私にヘルプが入った為、トイレに入って声掛けするが、今日は彼女の
目がいつもと違う・・なにかが抜けているような・・・σ( 'ε`; )ウーン…
なんて説明したらいいのか・・元気な時の目の色って、漆黒の色をしてると
いう説明が分かりやすいだろうか?つまり、目力がある!!って言えばいいかな?
その力が見えなかった・・不安がよぎった・・そろそろなのかな?・・・と・・
年齢が、年齢だから、いつかはその日が来ると覚悟はしていたけど、
別れって・・突然なんだよね・・・いつも・・・(*´σω・、)ホロリ 


この日、私は彼女と一緒に昼食を食べた。食が細くなっていたOさん。
だんだん身体は細くなり、でも、立派だったことは、おしもが綺麗だったって事
この年で、トイレって行く度に、パット交換だとか、リハパン交換だとか、
あってもおかしくないお年だよ。でも、彼女は神経質すぎるほど、トイレが
頻回だった。夜間に関しても、コールは多かったと記録に残っている。
それほどまでに、彼女の思いは、「皆に迷惑かけて、こんなばーさん、早く
死んじゃえばいいのに・・」と。口癖のように、ぼやく。
私たちは、皆が一緒に彼女を支えて、励まし、一緒に話し、笑い、
次の誕生日を、心待ちしていた。


きっと、彼女は、うちの介護士に、それなりに同じようなことを言っていた事は
みなが分かっていた事であったが、私だけは、私だけに言ってくれたことは
きっと、これから分かるのであろうと思うが、よく、一緒にお風呂に入ってる時に
私の左の薬指の指輪を見ると、私の手をとって、
「先生、指輪綺麗。良いね~」って 言いながら、彼女が好きだった歌を歌う。
(金の指輪を ちかとし 親がじゃけんで辛かろう。辛抱してくれ今しばし)
これは、きっと私にしか歌わない歌と信じている。


この朝、施設長からラインが入っていた事に気が付かず、普通に出勤した。
いつものように、裏へ行き、タバコを吸いに行ったら、Aさんが、先に吸っていた。
「おはようございます。Oさんまだ朝食取ってないんだね・・」
「逝っちゃったよ・・・今朝。私は間にあったけど、肩で息して少し
 苦しそうだったけど、眠るように逝っちゃったよ・・」
ショックで、ビックリして、「え~嘘?」
たばこをしまって、すぐにOさんの部屋へ行くと、休みの介護士達が彼女の
周りにいた。目を疑った・・まだ暖かく、寝ているように安らかな顔で、
でも、呼んでも目を開けることは無かった・・・


今日は、私は食事当番で遅番で出勤だった。いつもOさんは、私が遅番の時は
「先生 今日は社長出勤だね。」と笑顔で迎えいれてくれた。
・・・でも、今日は、もう何も言ってくれない・・・
11時過ぎごろ、葬儀屋の人達が彼女を迎えに来た。
フロアーに居た利用者様たちに見送られながら、施設を去って行った。
これまで、私達は、Oさんに、それぞれが一生懸命尽くしてきた。
悔いは無い!・・・と言っていいのか・・・振り返ってみても、
答えは出てこないけど、やれることはやったと思う。


Oさん 今まで頑張ってこられて、お疲れ様でした┏○))ペコ
貴方の人生は立派でした。あっぱれです。
安らかに。


読んで頂きありがとうございました┏○))ペコ